初心者にもおすすめ。SwiftLintで清く正しくコーディング
こんにちは。id:naosukeです。
今日は、Swiftのツールである、SwiftLintについて紹介します。
自分は、実はアキュに入ってからSwiftを触り始めたのですが、最初からできるだけ正しいスタイルを身につけようとこれを導入しました。
これからSwiftを勉強したい人にも、ぜひこのツールを使ってもらいたいと思います。
SwiftLintとは
SwiftLintとは、Realmが開発しているSwiftのLintツールです。
チェックするコーディング規約はGithub's Swift Style Guideに準拠しているそうです。
導入方法
SwiftLintをインストールするには、以下のコマンドを叩きます。
$ brew install swiftlint
その後、導入したいプロジェクトをXcodeで開き、TargetのBuild Phaseにスクリプトを追加します。
こんなかんじ。
この後、Build
もしくはRun
すると、勝手に実行してくれます。便利ですね。
プロジェクトにあわせてカスタマイズ
先ほどのスクリーンショットのアプリは、SpriteKitを使ったゲームアプリなんですが、そのままSwiftLintを実行すると…
はい、このようにBuildに失敗します。
このLint、とにかく条件が厳しいんですね。
ちなみにLintでエラーが出ている部分は、AppDelegate.swift
のコメント行です。
こんな感じになってます。ひえー。
そこで、設定ファイルを書いてカスタマイズをしてみましょう。
Xcodeからファイルを追加すればOKです。ファイル名は、.swiftlint.yml
です。
保存場所は、プロジェクトのルートディレクトリ直下です。
ここに色々とルールを書いていきます。
ルールについては、この記事がわかりやすく書いていました。
ちなみに、自分はこんなかんじで書いています。
disabled_rules: - type_name - force_cast line_length: 300 excluded: - Pods type_body_length: - 200 # warning - 400 # error variable_name_max_length: - 60 # warning - 80 # error variable_name_min_length: - 1 # warning - 0 # error function_body_length: - 100 # warning - 200 # error
設定ファイルを保存して、BuildかRunをすると…
はい。このようにエラーが出なくなりました。
まとめ
今回は、SwiftのLintツールであるSwiftLintについて紹介しました。
このLintはデフォルトルールがかなり厳しいのですが、カスタマイズすることでプロジェクトに即したLintをすることが出来ます。
今回、なぜ初心者にもおすすめしたいかというと、昔勉強会でこんなことを言われたからです。
「Lintを使うことで正しいスタイルが身につく。だから初心者こそLintを使おう*1」
自分自身も初心者の状態からこのツールを使うことで、少しだけSwiftらしく書けるようになってきました。
SwiftLintを使って、ぜひ幸せなプロジェクト開発/Swiftライフを送ってください!
*1:これを話してくれた人は、Lintおじさんを名乗っていました