Aqutras Members' Blog

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ストレングスファインダーを用いた適正把握

こんばんは、joniyです。
今回は、6月のAqutras集会で川鯉氏に行っていただいたストレングスファインダーを用いた講習の中のほんの一部、ストレングスファインダーで分かることについて紹介します。

ストレングスファインダーとは

ストレングスファインダーとは、アメリカのギャラップ社が開発した自分の強みを見つけることで仕事に活かすことを目的としたツールです。
「人は自分の弱みを改善するよりも、自分の強みに意識を向けそれを活かすことで最大の能力を発揮する」という考え方に基づいて、利用者の持つ強みを示してくれます。

自分の強みを診断する元祖のツールで、リクナビNEXTが提供しているグッドポイント診断とは別物になります。

ストレングスファインダー®は、アメリカの世論調査と組織コンサルティングのギャラップ社が「人は自分の弱みを改善するよりも、自分の強みに意識を向けそれを活かすことで最大の能力を発揮する」という考え方に基づき開発したツールです。Webサイト上で177個の質問に答えていくことで、自分の強みを知ることができます。
開発にあたってギャラップ社では、強みの源泉となる才能をみつけていくために、人がもつ様々な能力をあらゆる角度から抽出して分類し、最終的には34種類の才能分野=資質を特定しました。ストレングスファインダーの診断結果で画面に現れるのは、その34種類の中で、あなたに最も強く表れている5つの資質です。
ただし、この上位5つの資質は、あなた「傾向性=自分に固有の思考や行動の反応パターン」であって、「強み」そのものではありません。自分にとって自然で当たり前の傾向性を、日々の仕事や人間関係の中で、意識して効果的生産的に使うことで初めて、誰にも真似できない素晴らしい「強み」になります。
つまり、ストレングスファインダーは、自分の強みの源泉となる才能を、鏡のように客観的に「見える化」してくれるツールであると言えます。

ストレングスファインダー ラボより引用

通常のコードを使うと、自分の持っているストレングスの上位5つを見ることができます。 その5つは自分が持っている資質で、その資質を活かした仕事ができると楽しかったり、効率が良かったりするということのようです。

もっとお金を払うと全34資質の順位が見れて、自分にとって苦手なこともわかります。

ストレングスファインダーについて話す際に、資質つまり強みのことをストレングスと呼ぶことが多いようですので、以下ではストレングスとして表記します。

ストレングスの簡単な紹介

ストレングスは大まかに対人系、影響系、努力系、思考系に分かれています。 詳しく説明すると権利関係で問題が出るかもしれないで軽く紹介します。

対人系

対人系ストレングスは、チーム内の交流を活発にするように働きかけることができることを示しています。 コミュニケーション共感性などのストレングスがあります。

影響系

影響系ストレングスは、他の人に対してもっとこうしたほうが良いよ!とかこれをやってねといった感じで働きかける能力があることを示しています。 ポジティブ社交性などのストレングスがあります。

努力系

努力系のストレングスは、課題を解決することや自分を高めることが得意であることを示しています。 達成欲適応性などのストレングスがあります。

思考系

思考系のストレングスは、色々なことをじっくりと考えることが得意であることを示しています。 分析思考原点思考などのストレングスがあります。

ストレングスの相性

このように色々なタイプのストレングスを、ストレングスファインダーを使うことで認識することが出来ます。

自分の適正が分かることが一番の利点ですが、他にも色々な利点があります。 その中の1つに、他人との相性を明確に認識できることがあります。

友人や先輩と話していて、「この人めっちゃ気が合うな!!」という人とは、上位のストレングスが被っていることが多い傾向にあるそうです。 ストレングスが被っているということは、考え方や感じ方が被っているということになります。

反対に、「この人の考え方が全然理解できない...」という人とは、全くストレングスが被っていないことが多いそうです。 相手の上位のストレングスが、自分の下位のストレングス(つまりウィークネス)になっていると相手のことが理解出来ないことを示していることが多いです。

例えば、私のストレングスとウィークネスは以下のようになっています。 34ストレングスの中で、下位5つが顕著なウィークネスを示しているそうです。

順位 ストレングス
1位 最上志向
2位 調和性
3位 ポジティブ
4位 着想
5位 社交性
30位 分析思考
31位 原点思考
32位 競争性
33位 慎重さ
34位 規律性

ご覧のとおり、分析思考や原点思考なのがワーストランキングにランクインしています。 こういう人は、分析思考や原点思考をストレングスに持っている人とは話が合いづらいことが多いようです。

実際、「なんかこの人と話していると論点がずれている気がするな」という人は、分析思考をストレングスに持っていました。

複合型ストレングス?

同じストレングスをいくつか持っている人とでも考え方の方向性(?)が若干異なっていることがあります。 例えば、私は最上志向を1位のストレングスに持っていて、maxmellonさんも1位に最上志向を持っています。

maxmellonさんのストレングス。

順位 ストレングス
1位 最上志向
2位 達成欲
3位 着想
4位 コミュニケーション
5位 自我

最上志向着想を同じように持っています。

大体は話が合うのですが、目指しているものが違うように感じることが少なからずあります。 maxmellonさんは、自分の技術力を磨いてトップを目指す!というやる気に満ちあふれているのですが、 私は、自分が努力しても成果は知れているし、タスク分散して早めに終わらそう 的なことをよく考えます。

この違いは、 最上志向 + α で出てくるのかなと、ストレングスの内容やmaxmellonさんと話していて感じました。 maxmellonさんは、最上志向の他に、達成欲自我といった努力系のストレングスを持っています。 それらが組み合わさって「個人最上志向」になっていると仮定します。

それに対して私は、ポジティブ社交性といった影響系のストレングスを持っています。 それらによって、「全体最上志向」が形成されていると仮定します。

「個人最上志向」と「全体最上志向」と最上志向を別の言葉にしてみると、目指しているものが違うと感じていたことがしっくり来ます。

私自身、あまり多くの人のストレングスを見ているわけではないため、一概には言えませんが、 このようにストレングス同士が組み合わさって、別のストレングスを形成している場合があるのではないでしょうか?

終わりに

ストレングスファインダーについて、ストレングスファインダーによって分かることについてざっくりと解説しました。 実際は、川鯉氏にストレングスファインダーを用いて色々なワーキングをしていただいたのですが、諸般の事情により、触れておりません。 みなさんもストレングスファインダーを受けてみて、自分について一緒に働いている人について、もっと深く理解してみませんか?